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金液を筆やスポンジを使い装飾する方法。
チャイナペイントで使う金液にはブライト金とマット金があります。ブライト金は光沢があり派手な感じがしますが、金の含有量は少なく、塗る時は飴色に塗ると発色します。
マット金はブライト金に細かく砕いた金粉(金箔)を混ぜたもので、その金粉の含有量により焼成後の色味も違ってきます。塗るときはブライト金よりも濃い目(金液の種類により色味が多少違うので何色とも言えませんが)に塗るときれいに発色します。
マット金をきれいに塗るコツは、まずよく攪拌し少しずつタイルの上に取り出しパレットナイフでよく練ってから使います。途中で固くなったときには金液を足し、それでも固かったら金油をほんの少しだけ足しパレットナイフで良く練って使います。金液は基本は薄めずに原液のまま使うものなので、あまり金油で薄めすぎないようにして下さい。
金液の焼成温度
最近の金液は高温焼成が可能なので、800℃前後で焼成することができます。絵の具を焼き付けた上に金彩をした場合は、絵の具が金をつかんでくれるので650℃〜700℃位でもきれいに焼き付きます。
金彩のトラブルと対処法
・綺麗に発色しない…………… |
焼成温度は適当ですか? |
・はがれてしまった…………… |
濃く塗りすぎていませんか? (濃く塗りすぎると、金液に含まれる樹脂が爆発するため剥がれるのです) |
・ムラになってしまった……… |
乾燥が不十分なまま焼成するとムラになることがあります。 |
・曇ってしまった…………… |
急激に温度を上げすぎていませんか?(金液に含まれる樹脂が燃え残ってしまうと曇ります) |
・亀裂が入った……………… |
焼成温度が高すぎませんか? |
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